笠原寺について
京都市山科区にある笠原寺は、神奈川県川崎市にある真言宗智山派大本山「川崎大師(金剛山金乗院平間寺)」の京都別院です。開山主の笠原政江尼により、昭和54年(1979)7月21日に開山されました。
笠原政江尼は、幼少の頃、母に連れられ川崎大師に参詣した思い出が強く心に残っており、日頃から弘法大師を崇信されていました。戦中、戦後にわたり、女手ひとつで種々の艱難辛苦をのりこえて事業を成功させたが、その間も漸次信仰を高揚し、やがて事業を愛息、愛娘にゆずり、心に平安を求めて自身が仏門に入り、京都市山科区岩屋殿の自宅の敷地に一寺を開山することを発願され、開山に至りました。
笠原寺の御本尊さまは、川崎大師平間寺の御本尊さまである厄除弘法大師の御分躰をお祀りしています。
日々、護摩修行を勤修し、災厄消除、家内安全、商売繁盛、世界平和等、皆さまの所願成就をご祈念しています。
山の中腹にある境内からの眺望は素晴らしく、山科盆地や東山三十六峰が一望出来ます。
また展望台からは、大阪方面も見渡すことができ、天気の良い日にはあべのハルカスの高層ビルを望めます。
四季折々の景色が楽しめる豊かな自然あふれる境内は、ご参詣の方々の心を和ませます。
ゆっくりと手を合わす心静かな時間をお過ごし頂けましたら幸いです。